気を付けること

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気を付けることは4つあります。

1・基本的に全肯定

2・感情語を聞き逃さない!

3・必ず確認

4・最初は親が文をまとめる。

1・基本的に全肯定

どんな答えであれ、「なるほど~」と受け止めてください。信頼関係のないなか、嫌な気分のなかであれば、少しでも否定された瞬間に子どもはやる気を失います。たとえそれがネガティブな言葉であっても、「なるほど~」です。そして、「なんでそう思うの?」と聞きます。普段は聞かれたら面倒くさいですから、今は同じ「読書感想文をやっつける!」という共同の目標のもとに闘っているので聞いても大丈夫です。そういう子どもはまだまだハードルが高い可能性があり、少しこちらを試していることもあるので、「なんでって聞かれてもわからん」という可能性があります。そうだとしても、「そうだよね~わからんよね~」といってください。とにかくどんな答えが返ってきたとしても受け止めるということをしてください。

2・感情語を聞き逃さない!

感情語とは、「うれしい」とか「たのしい」といった感情を表す言葉です。ここが出てくればこちらとしては、よっしゃー!という感じです。結構子どもは淡々とあらすじや場面の説明をしてくれます。だからこそ、そういった感情語がでてきたら、よしっ!という感じです。いろいろ聞いてこの言葉がでてきたら、一旦そこでそれまでの流れを整理してみてもいいかもしれません。「~な場面で、~が~して、~なって、そんなところが楽しかったの?」といった感じです。

また、もし子どもとの関係がいい感じだなぁということであれば、それとは逆の感情を伝えることもあると思います。子どもは自分の考えはほかの人もそう考えるだろうと思っていることがあります。だからこそ、そうではない人がこの世の中にはいるんだよ、ということを伝えたいところです。

「~だから楽しい」と言うけれど、世の中には「楽しくない人もいると思うけど、どうして・・・さんは楽しいと思うの?

といった感じです。ただ、これは少し追い立てる感じがあるので、関係状態が良好のときだけにしたほうがよいかもしれません。

3・必ず確認

メモをある程度とったら、一度その単語を見ながら、ストーリーを確認します。この確認が結構よいコミュニケーションになります。自分の感情が適切に伝わっていると感じ、共感してもらっているということを感じるからかもしれません。タイミングは、ちょっとこんがらがってきたな、というときや、いろいろと状況についての話がでてきて、感情語がでてきたときがよいタイミングだと思います。「~が~して、~なって、自分なら~と思って、~するかもしれない」ってことでいいかな?と聞きます。この、かもしれない、も結構キーポイントです。~する、というと、~しないと怒られるという強迫観念を子どもがもっているときがあるからです。私はこの場面が結構好きです。うまく私が整理できたとき、子どもはとてもうれしそうな顔をするんです。そうそう!!と。間違っていない?と聞いたら、うれしそうにうなづいてくれたりします。ですから、この作業は随時やってください。この区切りでいったん文を書いてみてもいいかもしれません。

4・最初は親が文章にする

今回ミッションはあくまで既定の文字数をクリアする、ということです。感想を文にする、ということではないので、子どもには親がいった通りに書くようにいいます。さきほどメモした内容をそのまま書きます。長くなりそうなときは、短い文章でつなぎます。長い文章にする必要はありません。あまり一文が長いと、読む方もこんがらがってしまいますからね。メモした通りにまとめれば、大人が書いたような文にはなりません。しっかりとその子の個性がでた文章になります。もしそれが大人色なかんじがあれば、それは大人が勝手に自分の意見をいれてしまっているということです。多少文章を整えたとしても、そこにでてくる言葉は基本的に子どもの言葉なので問題ありません。とにかくうまく書こうとしないことです。ありのままをかけば十分です。ただし、実際に鉛筆を動かすのは子どもです。そこは譲らないでください。漢字で書かなくても気にしないでください。句読点までいってあげると親切です。何度もいいますが、今回は句読点をつける練習でも、うまく段落わけする練習でもありません。あくまで既定の文字数をクリアすればよいのですから。

ということで、以上の4つが気を付けることです。

では、実際の流れを見ていきましょう。こちらをクリック→実践例

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